未経験での転職が怖い。

その気持ち、痛いほどよくわかります。

僕自身も20代後半、製造業のCAD職から別の会社に移るとき、毎晩のように「本当に大丈夫なのか」と不安で眠れませんでした。

でも結論から言うと、怖いと感じること自体は正常な反応です。むしろ、その怖さを無視して今の環境に留まり続けるほうが、長い目で見ると大きなリスクになります。

この記事では、未経験転職に対する不安の正体を分解し、失敗を避けるための具体的なチェックポイントを解説します。

僕が実際に年収300万円台から500万、そして600万円まで上げた経験をもとに、あなたが明日から動き出せる現実的な手順をお伝えします。

なぜ未経験転職が怖く感じるのか?不安の正体を分解する

未経験転職が怖いと感じる理由は、漠然とした不安が頭の中でぐちゃぐちゃになっているからです。

まずはその不安を言語化して、一つひとつ冷静に見ていきましょう。

①「今のスキルが通用しないかもしれない」という不安

これは多くの人が抱える一番大きな恐怖です。特に製造業やCAD職のような専門職の場合、「この会社でしか使えない知識なんじゃないか」と思いがちです。

僕も5年間、グループ1000人規模の半導体系製造業でCADを使った設計業務をやっていましたが、転職前は「自分のスキルが他社で役立つのか」と不安でした。

でも実際に転職してみると、CADの基礎スキルはどこでも通用しました。題材が変わるだけで、考え方や操作の本質は共通していたんです。

②「給料が下がるかもしれない」という金銭的な恐怖

未経験転職では、一時的に給料が下がるケースもあります。これは事実です。ただし、正しい企業選びをすれば、初年度から年収アップも十分可能です。

僕の場合、前職では手取り16万円、ボーナスは年2回で合計0.5ヶ月分、年収は300万円台でした。交代勤務をやった年だけ年収400万円に届きましたが、夜勤ありの4勤2休で土日も連休もなく、正直しんどすぎました。

転職後は月給約25万円で前職と同じくらいでしたが、ボーナスが年6ヶ月分(最低4ヶ月維持)になり、初年度で年収500万円を超えました。今は35歳で年収600万円を超えています。

③「人間関係がリセットされる孤独感」

新しい職場に入ると、当然ながら知り合いはゼロです。特に中途採用の場合、同期もいないことが多く、初日から孤独を感じます。

僕も転職直後は「同期がいない寂しさ」や「中途なんだからできるよね?」という空気に戸惑いました。

最初の数ヶ月は「見て覚えろ」スタイルで放任気味に感じることもありました。

でもそのおかげで、結果的に自分で考える力がつき、スキルは前職よりも伸びたんです。

④「失敗したら戻れない」というプレッシャー

一度辞めたら元の会社には戻れない。この「後戻りできない感」が、転職を躊躇させる大きな要因です。

ただし冷静に考えてみてください。

仮に新しい会社が合わなかったとしても、また転職すればいいだけです。

今の時代、転職回数が多少増えても、それがマイナスになるケースは減っています。

むしろ「動けない」ことのほうが、キャリア的にはリスクになります。

⑤「そもそも受かるのか?」という自信のなさ

書類選考すら通らないんじゃないか。面接で何を話せばいいかわからない。この「自分が市場で通用するのか」という不安も、行動を止める原因になります。

僕も最初は「Fラン大学卒で製造業5年、こんな経歴で受かるのか?」と不安でした。

でも大手転職サイトに登録してみたら、意外とオファーが来たんです。

「製造×CADが活かせる」「5000人規模の東証プライム企業」という条件で探して、応募してみたら、書類選考+面接2回で採用。応募から2ヶ月で内定が出ました。

「受かったら行く、落ちたら続ける」くらいの気持ちで動いたのが良かったのかもしれません。

そのまま放置するとどうなるか―20代後半の分岐点

「怖いから動けない」という状態を放置すると、どんな未来が待っているのでしょうか。

脅すつもりはありませんが、現実として起こりうることを整理しておきます。

30代になると転職のハードルが一気に上がる

20代後半は「ポテンシャル採用」と「経験者採用」の両方で評価してもらえる最後のチャンスです。30代になると「即戦力」が求められ、未経験転職の難易度は格段に上がります。

僕が転職を決めたのは20代後半でしたが、周りの先輩たちは「もっと早く動けばよかった」とよく言っていました。

僕自身、3年目の時点で転職したい気持ちはあったものの、日々の業務に消耗しすぎて行動できませんでした。

5年目になってようやく本気で動き始めましたが、もし30代まで引っ張っていたら、今のような条件では転職できなかったと思います。

スキルと年収の伸びが止まる

今の環境で成長が感じられないなら、そのまま続けても状況は変わりません。

特に製造業の場合、同じラインや同じ業務を繰り返すだけでは、スキルの幅は広がりません。

僕の前職では、入社3年目まで年収約300万円でした。4年目に交代勤務をやって年収400万円になりましたが、夜勤ありの4勤2休で土日も連休もなく、体力的にも精神的にも限界でした。このまま続けても、年収が大きく上がる見込みはありませんでした。

プライベートの充実が後回しになる

低賃金や長時間労働、休日の少なさは、プライベートにも直結します。

恋愛、結婚、趣味、家族との時間。

これらを犠牲にしてまで今の仕事を続ける価値があるのか、一度立ち止まって考えてみてください。

僕の場合、3年付き合っていた彼女と別れたことが、転職を決意する一つのきっかけになりました。

土地に留まる理由が消え、「このままでいいのか?」と本気で考えるようになったんです。

転職後は完全週休2日、年間休日130日、日勤固定になり、転職4ヶ月後に新しいパートナーと出会い、半年で結婚、注文住宅を建て、今では2児の父です。

「人生変わりすぎてヤバい」と自分でも思います。

失敗しないために今日からできる5つの準備

では、未経験転職で失敗しないために、具体的に何をすればいいのか。ここでは在職中でも無理なくできる、現実的な5つのステップを紹介します。

①大手転職サイトに登録して「市場感覚」を掴む

まずは情報収集から始めましょう。

大手の転職サイトに登録するだけで、自分のスキルや経歴がどのくらいの年収・待遇で評価されるのかがわかります。

僕も最初は「登録しただけで転職を決めるわけじゃない」という気持ちで大手転職サイトに登録しました。

すると、意外とオファーが来て、「自分でも転職できるかもしれない」という自信につながりました。

逆にハローワークも見てみましたが、年休100日以下のブラック企業も多く、驚きました。これは個人の経験ですが、大手サイトのほうがホワイト企業の求人が多かった印象です。

②自分の「譲れない条件」を3つに絞る

年収、休日、勤務地、職種、働き方…。

条件を挙げればキリがありませんが、全てを満たす求人はほぼ存在しません。

だからこそ、「これだけは譲れない」という条件を3つに絞りましょう。

僕の場合は「①CADスキルが活かせる」「②年休120日以上」「③年収400万円以上」でした。

この3つを満たす企業を探したところ、東証プライムの大手企業が見つかり、応募に至りました。

③職務経歴書を「数字」で語る練習をする

未経験転職でも、前職での実績は評価されます。ただし「頑張りました」では伝わりません。具体的な数字で語ることが重要です。

例えば「CADで図面を作成しました」ではなく、「月に平均30件の図面を納期通りに作成し、ミス率を5%以下に抑えました」というように、数字を入れると説得力が増します。

④「在職中に転職活動をする」というノーリスク戦略

退職してから転職活動をするのはリスクが高すぎます。在職中に活動すれば、仮に採用が決まらなくても今の仕事は続けられます。

僕も在職中に転職活動をしていました。「受かったら行く、落ちたら続ける」というスタンスだったので、精神的にも楽でした。採用が決まってから退職願を出し、上司・社長との面談を経て、引っ越し準備をして、採用通知から2ヶ月以内に入社しました。

⑤「1社落ちても問題ない」という気持ちで応募する

転職活動は、恋愛と似ています。1社目で決まることもあれば、10社受けても決まらないこともあります。

大事なのは「落ちても自分の価値が下がるわけじゃない」と理解することです。

僕は運良く1社目で決まりましたが、もし落ちていたら他の企業に応募するつもりでした。「どこかには引っかかるだろう」くらいの軽い気持ちで動いたほうが、結果的にうまくいくと思います。

僕が「手取り16万・賞与0.5ヶ月」から年収600万に変われた理由

ここまで読んでくれたあなたに、僕の転職ストーリーを少しだけ詳しくお話しします。数字は全て事実です。

転職前の状況―消耗する毎日

僕はFラン大学を卒業後、22歳でグループ合計1000人規模の半導体系製造業に入社しました。職種はCADを使った作図・設計業務で、5年間勤めました。

待遇はこんな感じです。

  • 手取り:月16万円
  • ボーナス:年2回・合計0.5ヶ月分
  • 年収:入社3年目まで約300万円
  • 年収:4年目に交代勤務をやった年は月40万円・年収400万円
  • 働き方:4勤2休(夜勤あり)/土日・連休なし
  • 年間休日:120日(給与は低い)

3年目の時点で転職したい気持ちはありましたが、日々の業務に消耗しすぎて行動できませんでした。5年目になって転職意欲がMAXになり、ようやく動き出しました。

転職を決めた3つのきっかけ

僕が本気で転職を決意したのは、以下の3つの要因が重なったからです。

  1. 先輩3人が立て続けに転職した:「自分も動いていいんだ」と背中を押されました。
  2. 低賃金とスキルアップの限界:手取り16万、賞与0.5ヶ月、年収300万台では将来が見えませんでした。
  3. 3年付き合った彼女と別れた:土地に留まる理由が消え、「このままでいいのか?」と本気で考えました。

この3つが総合的に重なり、「今動かなきゃ一生後悔する」と思ったんです。

転職活動―意外とスムーズだった2ヶ月

大手転職サイトに登録し、「製造×CADが活かせる」「5000人規模の東証プライム企業」を偶然発見しました。

「受かったら行く・落ちたら続ける」というスタンスで応募したところ、書類選考+面接2回で採用。応募から2ヶ月で内定が出ました。

退職願を出してから上司・社長との面談を経て、引っ越し準備をして、採用通知から2ヶ月以内に入社しました。

転職後―「会社を変えるだけでこんなに違う」

転職後の待遇は以下の通りです。

  • 月給:約25万円(前職と同水準)
  • ボーナス:年6ヶ月(最低4ヶ月を維持する方針)
  • 年収:初年度で500万円超
  • 働き方:完全週休2日、年間休日130日、日勤固定
  • 仕事:CAD業務は継続、題材は変わり学びは多い

月給は前職と同じくらいでしたが、ボーナスが年6ヶ月分になったことで、初年度から年収500万円を超えました。今は35歳で年収600万円です。

地方で家・車2台・子2人・NISA月10万円でも生活は苦しくありません。

「会社を変えるだけでこんなに違うのか」と、本気で実感しました。

転職のデメリットも正直に伝えます

もちろん、転職にはデメリットもあります。

  • 孤独:同期がいないので、最初は寂しかったです。
  • 中途の「できるよね?」の空気:放任気味で、最初は戸惑いました。
  • 見て覚えろスタイル:ただ、結果としてスキルは伸びました。

でもこれらのデメリットを差し引いても、転職して本当によかったと思っています。

転職4ヶ月後に新しいパートナーと出会い、半年で結婚、注文住宅を建て、今では2児の父です。給料やスキルだけでなく、「人生の豊かさ」を得ることができました。

もっと具体的な転職の手順を知りたい方へ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

未経験転職が怖いと感じるのは、情報が足りないからです。不安の正体を言語化し、現実的な準備をすれば、失敗のリスクは大きく減らせます。

僕自身、手取り16万・賞与0.5ヶ月・年収300万台から、年収500万→600万へと変わることができました。

それは特別な才能があったからではなく、「正しいタイミングで、正しい方法で動いた」からです。

もしあなたが「もっと具体的な手順を知りたい」「実際にどうやって企業を選んだのか」「面接で何を話したのか」といった詳細を知りたい場合は、僕が年収300万台→500万→600万へ変わった具体的な手順を、こちらの記事にまとめています。

▶ 製造業CAD職からの転職―年収300万→600万に上げた全手順

在職中の転職活動はノーリスクです。

時間が取れれば、まずは大手転職サイトに登録してオファーを見てみる。

それだけでも、自分の市場価値がわかります。

一歩ずつ、焦らず動いていきましょう。