「実務1〜3年で評価されるの?」

その不安、むしろチャンスです

CADを使った実務が1〜3年。20代後半。

転職したい気持ちはあるけど、「この経験年数で評価されるのか?」って不安になりますよね。

今の会社は低賃金で将来が見えない。

だけど、転職サイトを眺めては「もう少し経験を積んでから」と閉じてしまう。

そんな日々を繰り返していませんか?

結論から言います。実務1〜3年は、むしろ転職市場では”狙い目の経験年数”です。

企業側からすれば、基礎がある20代はコストも安く、柔軟性もあり、長期で育てられる。即戦力ではなく”ポテンシャル採用”の枠で評価されるため、むしろ5年以上のキャリアより選択肢が広いケースもあります。

問題は「どの企業が実務1〜3年を評価してくれるのか?」と「どうやって探すか?」です。

この記事では、僕自身が製造業でCAD実務5年・年収300万台から、転職で年収500万→600万へ変わった経験をもとに、実務1〜3年の20代が評価される転職先の”探し方”を具体的に解説します。

なぜ”実務1〜3年”が中途半端に思えるのか?原因を分解する

「実務1〜3年では転職市場で評価されない」と感じてしまう理由は、大きく分けて以下の4つです。

① 今の会社で「評価されていない」から、外でも無理だと思い込んでいる

手取り16万、賞与0.5ヶ月。

そんな待遇で働いていると、「自分にはスキルがないから」と自己評価が下がります。

でも、それは”会社の評価基準”の問題であって、あなたの市場価値とは別です。年休100日、交代勤務ありの環境でCADを使っているだけで、他の業界や企業では”貴重な経験者”として扱われるケースは山ほどあります。

② 転職サイトで「経験3年以上」「経験5年以上」の求人ばかり目に入る

求人票に書かれている”歓迎条件”は、あくまで理想です。

実際には、応募してみたら「1〜3年でも十分です」と言われることも多い。

企業は「応募を絞るために高めに書いている」だけで、実務1年でも書類が通るケースは珍しくありません。

僕自身、実務5年で応募しましたが、後で聞いたら「3年以上ならOKだった」と言われました。

③ 「CADができる」だけでは武器にならないと思っている

確かに、CADソフトが使えるだけでは差別化になりません。

でも、企業が求めているのは「CADのプロ」ではなく、「CADを使って図面が読めて、設計補助ができる人」です。

つまり、実務1〜3年で図面を理解し、修正や作図ができるなら、それは立派なスキルです。しかも、20代なら「伸びしろ」も評価されます。

④ 「評価される企業」の探し方を知らない

これが最大の原因です。ハローワークや地元の求人誌ばかり見ていると、年休100日以下、賞与なしの企業ばかりが目に入ります。僕も最初はハロワを使っていましたが、正直、ブラックが多くて驚きました。

一方、大手転職サイトに登録したら、東証プライム企業や年休130日、賞与6ヶ月といった”別世界”の求人が普通に出てきました。探す場所を変えるだけで、選択肢はガラッと変わります。

そのまま動かないと、30代でどうなるか?

「もう少し経験を積んでから」と先延ばしにすると、何が起きるでしょうか。

まず、年齢が上がるほど、ポテンシャル採用の枠は狭くなります。

30代になると「即戦力」を求められる割合が増え、実務5年以上が前提になる求人が増えます。20代のうちなら「柔軟性」「伸びしろ」で評価されるのに、30代では「実績」「マネジメント経験」が求められるようになる。

つまり、今のうちに動かないと、逆に転職のハードルが上がる可能性があります。

次に、今の会社で5年、10年働いても、待遇が劇的に改善する保証はありません。

僕の前職も、入社3年目まで年収300万円。4年目に交代勤務で月40万円になりましたが、それでも年収400万円。賞与は年2回で合計0.5ヶ月分のまま。先輩たちを見ても、10年働いて年収500万に届くかどうかでした。

一方、転職後は初年度で年収500万を超え、30歳で600万。会社を変えるだけで、人生の選択肢が一気に広がりました。

そして、疲弊したまま転職活動をする体力がなくなります。

僕も3年目のときは転職したい気持ちがMAXでしたが、4勤2休の夜勤ありで疲れ果てて、行動できませんでした。

5年目になってようやく動けたのは、先輩3人が立て続けに転職して「このままじゃヤバい」と背中を押されたから。

もし、あのタイミングで動かなければ、今も手取り16万で土日も休めない生活だったかもしれません。

深刻に考えすぎる必要はありませんが、20代のうちに動く価値は確実にあります。

実務1〜3年でも評価される企業の条件と探し方

では、具体的にどんな企業が実務1〜3年を評価してくれるのか? そして、どうやって探すのか? 5つのポイントで整理します。

① 「ポテンシャル採用」を明記している企業を狙う

求人票に「未経験OK」「第二新卒歓迎」「20代活躍中」と書かれている企業は、経験年数よりも”人柄”や”伸びしろ”を重視しています。

特に、東証プライム企業や中堅メーカーは、若手を育てる文化があるため、実務1〜3年でも十分に評価されます。僕が転職した会社も、求人票には「経験3年以上歓迎」と書かれていましたが、面接では「CADの基礎があればOK」と言われました。

② 年休120日以上、賞与4ヶ月以上を最低ラインにする

年休100日以下、賞与なしの企業は、どれだけ「成長できる」と言われても、生活が安定しません。

僕の前職は年休120日でしたが、それでも4勤2休で土日が取れず、疲弊しました。

転職後は年休130日、完全週休2日、賞与6ヶ月(最低4ヶ月)で、生活の質が一変しました。年収500万を超えると、家計にも余裕ができ、結婚や住宅購入も現実的になります。

③ 大手転職サイトを使い、企業規模5000人以上を中心に探す

ハローワークは地元密着型で便利ですが、正直、ブラック企業が多いです。年休100日以下の求人を見たときは驚きました。

一方、大手転職サイト(リクナビNEXT、dodaなど)に登録すると、東証プライム企業や大手メーカーの求人が普通に出てきます。

僕も「製造×CADが活かせる」「5000人規模」で検索して、偶然ヒットした企業に応募しました。書類選考と面接2回、応募から2ヶ月で採用。思ったより簡単でした。

④ 在職中に転職活動を始める(ノーリスクで情報収集)

「転職するかどうか決めてから動く」のではなく、「情報が入る状態を作っておく」だけでOKです。

僕も最初は「受かったら行く、落ちたら続ける」くらいの軽いスタンスで応募しました。在職中なら、失敗してもリスクゼロ。むしろ、登録しておくだけでオファーが来ることもあります。

大手サイトにはホワイト企業が多く、眺めるだけでも「こんな会社があるのか」と視野が広がります。

⑤ 「CADが活かせる」+「業界を広げる」で選択肢を増やす

同じCAD業務でも、半導体、自動車、建設、機械、プラントなど、業界によって待遇も働き方も全く違います。僕は半導体業界から同業の別職種へ転職しましたが、CAD業務は継続できました。

題材が変わるだけで、学びも多く、スキルも伸びました。業界を絞りすぎず、「CADが活かせる」を軸に幅広く探すと、思わぬ優良企業に出会えます。

「過去の俺」が年収300万台→500万→600万に変わるまで

ここで、僕自身の転職の流れを少し詳しく書いておきます。同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

転職前の状況:手取り16万、賞与0.5ヶ月、年休120日

僕はFラン大学を22歳で卒業し、グループ合計1000人規模の半導体系製造業に入社しました。

職種はCADを使った作図・設計業務。5年間働きましたが、手取りは月16万円、賞与は年2回で合計0.5ヶ月分。入社3年目まで年収は約300万円でした。

4年目に交代勤務で月40万円になり、年収400万円まで上がりましたが、4勤2休の夜勤ありで土日も連休もなし。年間休日は120日ありましたが、給料は低いままでした。

転職を決めた3つの要因

3年目には転職したい気持ちがありましたが、消耗しきっていて行動できませんでした。5年目になって転職意欲がMAXになったのは、以下の3つの要因が重なったからです。

まず、先輩3人が立て続けに転職したこと。「このままここにいても未来がない」と感じました。次に、低賃金とスキルアップの限界。手取り16万、賞与0.5ヶ月、年収300万台では、将来が見えませんでした。そして、3年付き合った彼女と別れ、土地に留まる理由が消えたこと。この3つが重なって、ようやく動く決心がつきました。

転職活動:大手サイトで偶然見つけた企業に応募

大手転職サイトで「製造×CADが活かせる」「5000人規模の東証プライム企業」を検索したら、偶然ヒットした企業がありました。「受かったら行く、落ちたら続ける」くらいのスタンスで応募。

書類選考と面接2回を経て、応募から2ヶ月で採用されました。退職願を出してから、上司・社長面談、引っ越し準備、引っ越し、入社まで、採用通知から2ヶ月以内で完了しました。

転職後:年収500万→600万、年休130日、完全週休2日

転職後の月給は約25万円で、前職と同水準でした。でも、賞与が年6ヶ月(最低4ヶ月を維持する方針)で、初年度で年収500万円を超えました。働き方は完全週休2日、年間休日130日、日勤固定。

「会社を変えるだけでこんなに違うのか」と衝撃を受けました。

仕事内容はCAD業務を継続しましたが、題材が変わったことで学びは多かったです。デメリットもありました。同期がいない孤独、中途の「できるよね?」という空気、見て覚えろスタイルの放任気味な環境。でも、結果としてスキルは伸びました。

人生が変わった:転職4ヶ月後に出会い→結婚→注文住宅→2児の父

転職して4ヶ月後に出会いがあり、半年で結婚。注文住宅を建て、今では2児の父です。

「人生変わりすぎてヤバいw」と当時は思いました。

35歳の今、地方で家、車2台、子2人、NISA月10万円でも生活は苦しくありません。転職して本当によかったと心から思います。

転職で得たのは、給料やスキルだけじゃない”人生の豊かさ”

在職中の転職活動はノーリスクです。時間が取れればOK。

まずは大手転職サイトに登録して、オファーが来るのを待つだけでも、視野は広がります。僕の経験では、大手サイトにはホワイト企業が多く、ハロワはブラックが多かった(個人の経験ですが)。年休100日以下の求人を見たときは驚きました。

もっと深く知りたい人へ

ここまで、実務1〜3年の20代が評価される転職先の探し方を解説してきました。ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 実務1〜3年は”ポテンシャル採用”の枠で評価される
  • 年休120日以上、賞与4ヶ月以上を最低ラインにする
  • 大手転職サイトで企業規模5000人以上を中心に探す
  • 在職中に転職活動を始めてノーリスクで情報収集
  • 業界を広げて「CADが活かせる」を軸に選択肢を増やす

もし、「もっと具体的な手順を知りたい」「自分のケースではどう動けばいいか?」と思ったら、僕が年収300万台→500万→600万へ変わった具体的な手順を、こちらの記事にまとめています。

実務経験を活かした転職の全体像と、失敗しないための具体的なステップを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

製造業CAD経験者の転職ガイドを読む

転職は「しなければいけない」ものではありません。

でも、「情報が入る状態を作っておく」だけで、人生の選択肢は確実に広がります。20代のうちに動く価値は、確実にあります。

一歩ずつ、前に進んでいきましょう。