Fラン大出身でも大手メーカーに転職できる?実例と突破のコツ
「大手メーカーに転職したいけど、Fラン大学卒だから書類で落とされるよな…」
そう思って、転職サイトを開いては閉じる日々を繰り返していませんか。
僕も全く同じでした。
手取り16万円、賞与は年2回で合計たったの0.5ヶ月分。
4勤2休の交代勤務で土日も連休もなく、疲れ切って「転職したい」と思いながら何も行動できない日々が3年続きました。
でも結論から言うと、Fラン出身でも大手メーカーへの転職は普通にできます。
僕自身、Fラン大学卒で初職は地方の半導体系製造業(グループ合計1000人規模)。
CADを使った作図・設計業務を5年経験した後、東証プライム上場・5000人規模の大手メーカーへ転職しました。
年収は300万円台から初年度で500万円を超え、35歳の現在は600万円。
年間休日も120日から130日へ増え、完全週休2日の日勤固定になりました。
この記事では、「学歴がネックだから無理」という思い込みがなぜ生まれるのか、そしてFラン大学出身者が大手メーカーへ転職するために何をすべきかを、僕の実例をもとに具体的にお伝えします。
過去の自分と同じように悩んでいるあなたに、少しでも希望を持ってもらえたら嬉しいです。
なぜ「学歴がネック」だと思い込んでしまうのか?
まず、「Fランだから大手は無理」という思い込みがどこから来るのかを整理しましょう。
これには大きく5つの理由があります。
新卒採用の情報が頭に残っている
新卒のときは確かに学歴フィルターが存在します。
大手企業の説明会に参加できなかったり、ESで落とされたりした経験があると「やっぱり学歴が全てなんだ」と刷り込まれてしまいます。
でも中途採用では、企業が見ているのは「即戦力性」と「実務経験」です。
新卒時代の基準を引きずる必要はありません。
周りに成功事例がない
地方の中小企業で働いていると、大手メーカーへ転職した先輩や同僚が身近にいないことが多いです。僕も最初はそうでした。
でも転職を決めた5年目、先輩3人が立て続けに転職したんです。
それを見て「あ、普通に行けるんだ」と気づきました。成功事例が見えないだけで、実際には多くの人が転職しています。
「実務経験」の価値を自分で認識できていない
「CADで図面書いてるだけ」「製造ラインで作業してるだけ」と思っていませんか?
でも企業側から見ると、5年間CAD業務を続けた人材は貴重です。
製造現場の実務を知っている人も同様です。
自分では当たり前に思えるスキルが、実は市場価値を持っていることに気づいていない人は多いです。
転職サイトを開いても「大卒以上」の壁を感じる
求人票に「大卒以上」と書いてあると、「自分は該当しない」と思ってしまいがちです。
でも「大卒以上」には、Fラン大学卒も含まれます。
企業が重視しているのは学歴のブランドではなく、「一定の教育を受けたか」「実務でどんな成果を出せるか」です。
応募してみたら意外と通る、というケースは珍しくありません。
疲労と消耗で「調べる気力」すら湧かない
これが一番大きいかもしれません。
僕も入社3年目のとき、転職意欲はMAXだったのに、4勤2休の夜勤ありで体力的にも精神的にも消耗していて、転職活動どころではありませんでした。
「やりたい」という気持ちと「動けない」という現実のギャップが、さらに自己肯定感を下げてしまいます。
でも、これらは全て「思い込み」か「情報不足」か「疲労」が原因です。
学歴そのものが本質的な障壁になっているわけではありません。
このまま動かないと、5年後どうなるか
「いつか転職しよう」と思いながら、そのまま何もしないとどうなるでしょうか。
脅すつもりはありませんが、冷静に未来を想像してみてください。
年収の伸びが止まる
僕の前職は、入社3年目まで年収約300万円でした。4年目に交代勤務のおかげで月40万円稼げる時期があり、年収400万円に届きましたが、それでも手取り16万円の月が続く状況は変わりませんでした。
中小企業では昇給幅が限られているため、5年、10年働いても年収が大きく上がることはほとんどありません。
30代後半になって「もっと早く動いておけばよかった」と後悔する人を何人も見てきました。
スキルの幅が広がらない
同じ環境で同じ業務を続けると、スキルの成長が頭打ちになります。
CAD業務でも、扱う題材や製品が変わらなければ新しい知識は入ってきません。
20代のうちに環境を変えることで、異なる業界や規模の企業での経験を積むことができ、市場価値はさらに高まります。
体力的に厳しくなる
交代勤務や夜勤ありの働き方は、20代のうちは何とか耐えられても、30代、40代になると確実に体にきます。
僕も5年目の時点で「このまま40代まで続けるのは無理だ」と感じていました。年齢を重ねてから転職しようとすると、選択肢が狭まることもあります。
私生活の選択肢が狭まる
低賃金と不規則な勤務は、結婚や家族計画にも影響します。
僕の場合、3年付き合った彼女と別れたことが転職を決意する一因になりました。
土日休みがなく、連休も取れない環境では、人生のパートナーと時間を共有することも難しくなります。
もちろん、今の会社に残る選択肢もあります。
でも「いつか」と思っているなら、20代のうちに一度だけでも本気で転職市場を見てみることをおすすめします。
在職中に転職活動するのはノーリスクですから。
Fラン出身者が大手メーカーへ転職するための現実的な戦略
では具体的に、Fラン出身者が大手メーカーへ転職するためにはどうすればいいのか?
ここでは、僕自身の経験と周囲の事例をもとに、明日から実践できる5つの戦略をお伝えします。
1. 実務経験を「言語化」する
企業が中途採用で見ているのは、「この人は即戦力になるか」です。そのためには、自分の実務経験を具体的に言語化する必要があります。
たとえば僕の場合、「CADを使った作図・設計業務を5年間担当」というだけでなく、「半導体製造装置の設計図を月平均○件作成し、納期遵守率100%を維持」といった形で数字を添えました。
製造ラインの経験がある人なら、「生産効率を○%改善した」「不良率を○%削減した」といった成果を振り返ってみてください。
成果が数値化できない場合でも、「どんな課題に対してどう工夫したか」を言葉にするだけで、職務経歴書の説得力は段違いに上がります。
2. 大手転職サイトに登録して「市場価値」を確認する
僕が転職活動を始めたとき、まず大手転職サイトに登録しました。そこで「製造×CADが活かせる」「5000人規模の東証プライム企業」という求人を偶然見つけたんです。
登録してみるとオファーが来ることもあり、「意外と需要があるんだな」と実感できました。
ハローワークも見ましたが、正直ブラック企業が多く、年間休日100日以下の求人もあって驚きました。
大手転職サイトの方がホワイト企業の求人が多かった印象です。
まずは無料登録だけして、どんな求人があるか眺めるだけでもOKです。それだけで視野が広がります。
3. 「受かったら行く、落ちたら続ける」スタンスで応募する
転職活動を重く考えすぎると、動けなくなります。僕は「受かったら行く、落ちたら今の会社を続ける」という軽いスタンスで応募しました。このくらいの気持ちの方が、面接でも自然体でいられます。
実際、書類選考と面接2回を経て、応募から2ヶ月で採用が決まりました。在職中に転職活動を進めることで、リスクゼロで次のステップを探すことができます。
4. 学歴欄は正直に書き、「実績」で勝負する
Fラン大学卒だからといって、学歴を隠す必要はありません。企業は学歴だけで判断しているわけではなく、職務経歴書の内容を総合的に評価します。むしろ、実務経験が5年あれば学歴のウェイトは大幅に下がります。
僕も履歴書には正直に大学名を書きましたが、職務経歴書でCAD業務の実績を具体的に書いたことで、面接では学歴について一切触れられませんでした。
企業が知りたいのは「あなたが何をしてきたか」「何ができるか」です。
5. 「今すぐ転職しなくてもいい」という前提で情報収集する
転職活動は、必ずしも「今すぐ会社を辞める」ためのものではありません。情報を集めて、市場の相場感を掴み、自分の選択肢を知るだけでも大きな価値があります。
僕も最初は「どんな求人があるか見てみよう」くらいの気持ちでした。
でもそこから「意外といけそうだな」と感じ、実際に応募してみたら通った、という流れです。
焦らず、まずは情報が入る状態を作っておくだけでも、心に余裕が生まれます。
僕が手取り16万円から年収600万円へ変わるまでの実例
ここからは、僕自身がどうやって転職を実現したのか、もう少し詳しくお話しします。
転職前の状況:消耗の日々
僕は22歳でFラン大学を卒業し、グループ合計1000人規模の半導体系製造業に就職しました。CADを使った作図・設計業務を担当し、5年間勤めました。
待遇は以下の通りです。
- 手取り:月16万円
- ボーナス:年2回、合計0.5ヶ月分
- 年収:入社3年目まで約300万円
- 年収:4年目に交代勤務の年は月40万円、年収400万円
- 働き方:4勤2休(夜勤あり)、土日・連休なし
- 年間休日:120日
給料は決して高くなく、4勤2休の交代勤務は体力的にも精神的にもきつかったです。
入社3年目には転職意欲がMAXになりましたが、疲労で行動できませんでした。
転職を決めた3つの要因
5年目になって、ついに転職を決意しました。きっかけは3つあります。
- 先輩3人が立て続けに転職した:「みんな普通に転職してるんだ」と気づき、自分も動ける気がしました。
- 低賃金とスキルアップの限界:手取り16万円、賞与0.5ヶ月、年収300万円台では将来が見えませんでした。
- 3年付き合った彼女と別れた:土地に留まる理由が消え、環境を変えるハードルが下がりました。
この3つの要因が重なって、ようやく「今しかない」と思えたんです。
転職活動の流れ
大手転職サイトで「製造×CADが活かせる」「5000人規模の東証プライム企業」という求人を偶然発見しました。
「受かったら行く、落ちたら続ける」というスタンスで応募し、書類選考と面接2回を経て、応募から2ヶ月で採用通知をもらいました。
退職願を出してから、上司・社長との面談、引っ越し準備、引っ越し、入社という流れで、採用通知から入社まで2ヶ月以内に全てを終わらせました。
転職後の変化:会社を変えるだけでこんなに違う
転職後の待遇は以下の通りです。
- 月給:約25万円(前職と同水準)
- ボーナス:年6ヶ月(最低4ヶ月を維持する方針)
- 年収:初年度で500万円超
- 働き方:完全週休2日、年間休日130日、日勤固定
- 仕事:CAD業務は継続、題材は変わり学びは多い
月給はほぼ変わりませんでしたが、ボーナスが年6ヶ月になったことで年収は一気に500万円を超えました。
働き方も完全週休2日、日勤固定になり、年間休日は120日から130日へ。
「会社を変えるだけでこんなに違うんだ」と実感しました。
転職のデメリットも正直に
もちろん、良いことばかりではありません。中途入社には以下のようなデメリットもあります。
- 孤独:同期がいないため、最初は孤独を感じました。
- 「できるよね?」の空気:中途採用なので、即戦力として扱われ、放任気味な面もありました。
- 見て覚えろスタイル:丁寧な研修はなく、現場で覚えるスタイルでした。ただし、結果としてスキルは伸びました。
これらは確かに大変でしたが、前職の消耗と比べれば些細なことでした。
人生が変わった
転職4ヶ月後に今の妻と出会い、半年で結婚しました。
その後、注文住宅を建て、2児の父になりました。
「人生変わりすぎてヤバいw」と本気で思います。
現在35歳、年収600万円。地方で家・車2台・子2人・NISA月10万円という生活をしていますが、苦しくありません。
転職して本当によかったと、心から思っています。
転職で得たのは、給料やスキルだけではありません。「人生の豊かさ」そのものです。
もっと深く知りたい人へ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
Fラン大学出身でも大手メーカーへの転職は十分可能だということ、そして学歴よりも実務経験の見せ方が重要だということが伝わっていれば嬉しいです。
僕が年収300万円台から500万円、そして600万円へと変わった具体的な手順や、職務経歴書の書き方、面接で意識したポイントなどは、こちらの記事にまとめています。
転職は人生を変える大きなきっかけになります
。在職中の転職活動はノーリスクです。
時間が取れるなら、まずは情報収集から始めてみてください。
過去の僕と同じように悩んでいるあなたが、一歩を踏み出せることを心から応援しています。

