minicondaでJupyter Notebookを使おうとしたら、起動しない/真っ白/Kernelが落ちる…。

これ、初心者あるあるです。

原因は「Jupyterが悪い」よりも、Python環境(conda)とJupyterの紐付けがズレているケースがほとんど。

この記事では、miniconda環境で詰まりやすい原因をTOP7に絞って、最短で直すチェックリストとしてまとめます(Windows/Mac対応)。

結論:まずは「どのPythonでJupyterが動いてるか」を揃える

Jupyterが動かない問題の多くは、

  • Notebookは起動してるけど、Kernelが別のPythonを見ている
  • con​​da環境に入れたはずのライブラリが、Notebookからは見えていない

このズレが原因です。なので、最初にやるべきは「Jupyterを正しいconda環境で起動する」こと。

チェック0:今いる環境を確認(ここがズレてると全部ズレる)

ターミナル(WindowsはAnaconda Prompt推奨)で、次を確認します。

# condaが見えるか
conda -V

# 環境一覧
conda env list

# 使いたい環境に入る
conda activate YOUR_ENV_NAME

# その環境のpythonを確認
python -V
where python   # Windows
which python   # Mac/Linux

Notebookで使いたい環境(例:your_env)に入った状態で、pythonの場所が1本に定まっていること。

原因TOP7|miniconda×Jupyterが動かない定番パターン

原因1:Jupyterを「base」で入れて、別環境から起動している

baseにjupyterを入れて、作業環境は別(your_env)という状態だとズレやすいです。

対策:使う環境(your_env)にjupyterを入れる。

conda activate YOUR_ENV_NAME
conda install -y jupyter

原因2:ipykernelが入っていない(または別環境のkernelを見ている)

Notebookが起動してもKernelが落ちる/ライブラリがimportできない原因の王道。

対策:作業環境にipykernelを入れて、kernel登録します。

conda activate YOUR_ENV_NAME
conda install -y ipykernel
python -m ipykernel install --user --name YOUR_ENV_NAME --display-name "Python (YOUR_ENV_NAME)"

Notebook上でKernelを選ぶ:Kernel → Change Kernel → Python (YOUR_ENV_NAME)

原因3:pipで入れて、conda側の依存関係が壊れている

pip自体が悪いわけではないですが、conda環境で無計画にpipすると依存が崩れて「起動しない」につながることがあります。

対策:まずはcondaで揃える。pipは最後に最小限。

原因4:Notebookがブラウザで真っ白(キャッシュ/拡張機能/HTTP周り)

対策:別ブラウザ or シークレットで開く。NotebookのURLを貼り直す。拡張機能を一旦OFF。

原因5:ポートが埋まっている(8888が使われてる)

対策:ポート指定で起動。

jupyter notebook --port=8890

原因6:PATHが汚れていて、別のPython/Jupyterを呼んでいる

VSCodeや別Pythonを入れていると起きがち。

対策:「conda activateした後」にjupyterを起動する。起動前にwhich/whereで確認する。

原因7:環境が壊れている(最短は作り直し)

詰まり続けるとき、最速は環境を作り直すことが多いです(特に初心者)。

# 新規環境を作る例
conda create -n clean_env python=3.11 -y
conda activate clean_env
conda install -y jupyter ipykernel
python -m ipykernel install --user --name clean_env --display-name "Python (clean_env)"
jupyter notebook

30分で切り分ける:復旧チェックリスト(ここだけやればOK)

  1. conda activateで作業環境に入る
  2. which/where python でPythonの場所を確認
  3. その環境に jupyter / ipykernel を入れる
  4. ipykernelをkernel登録する
  5. NotebookでKernelをPython(作業環境)に切り替える
  6. ダメなら clean_env を作って再現する(壊れてるか判定)

それでも直らない人へ:最短で解決する方法

ここまでやっても直らない場合、原因はだいたい次のどれかです。

  • PATH/環境変数が複雑に競合している
  • VSCode側のInterpreter設定とKernelがズレている
  • 依存関係が崩れていて「どこから壊れたか追えない」

よくある質問

Q. baseに戻すべき?

A. 基本は「作業環境(YOUR_ENV)で完結」がおすすめです。baseは最小にして、作業は分離した方が事故りません。

Q. Pythonのバージョンは?

A. 迷ったら3.10〜3.11が無難です。使いたいライブラリが対応しているバージョンを優先してください。

Q. NotebookじゃなくてJupyterLabは?

A. 同じ考え方で直せます。慣れてきたらLabの方が快適です。


以上です。まずは「正しいconda環境でJupyterを動かす」だけに集中して、ズレを潰しましょう。