「Pythonで自動化をお願いしたいけれど、専門用語がわからない」
「依頼文が適当だと、足元を見られて高い見積もりを出されそう……」

エンジニアへの依頼でいちばんハードルが高いのが、最初の「依頼文」ではないでしょうか?

結論から言うと、Pythonの依頼文は「目的・入出力・環境・納期・検収条件」の5つさえ網羅できていれば、専門用語はほぼ不要です。逆にここが抜けているとチャットの往復が増え、工数が膨らんで見積もりが高くなりやすいのも事実です。

この記事では、コピペして穴埋めするだけで依頼文が完成するテンプレートを用意しました。ココナラなどでの「見積もり相談」にそのまま使ってください。

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結論:依頼文は「目的・入出力・環境・納期・検収」を書けばOK

良い依頼文とは、「エンジニアが追加で質問する回数が少ない文章」のことです。以下の5要素が入っていれば、作業イメージが明確になり、リスク費(安全マージン)を必要以上に乗せずに見積もりが出やすくなります。

  1. 目的(What/Why): 何を解決したいのか(例:毎日の集計作業をなくしたい)
  2. 入出力(Input/Output): 何を読み込んで、何を出力するか(例:Excel → CSV)
  3. 環境(Environment): どのPCで動かすか(例:Windows 11 / macOS)
  4. 納期(Deadline): いつまでに欲しいか
  5. 検収条件(Acceptance): 何をもって「完了」とするか

見積もりが早く正確になる「依頼文の型」

依頼文は、次の順番で書くとスムーズです。

  1. 概要: 何を自動化したいか(1〜2行)
  2. 現状: 今どれくらい時間がかかっているか/何がつらいか
  3. 要件: 入力・処理・出力(可能ならサンプル添付)
  4. 環境: OS、Excelバージョン、Python環境の有無
  5. 納品物: .py/exe化/手順書など
  6. 納期・予算: 希望があれば記載(不明なら「提案希望」でOK)

【コピペOK】Python依頼テンプレ(汎用)

以下はそのままコピペして使えます。
【 】の中をあなたの状況に合わせて書き換えてください。

【件名】
Pythonによる自動化ツール作成の見積もり相談

【概要(何を自動化したいか)】
現在、手作業で行っている【例:Excelの集計作業 / Webサイトからのデータ収集】をPythonで自動化したいです。

【現状の課題(どれくらい困っているか)】
毎回【例:30分】かかり、【例:コピペミス】も起きやすいため、できれば【例:1回の実行で完了】させたいです。

【依頼内容(要件)】
1)入力(読み込むもの)
・【例:デスクトップの data.xlsx】
・【例:対象URLリスト(添付)】

2)処理(やること)
・【例:A列のIDをキーにB列の金額を合計】
・【例:条件Xの行は除外】
・【例:ページネーション対応で全件取得】

3)出力(欲しい結果)
・【例:summary_日付.csv をデスクトップに保存】
・【例:列は「ID」「合計金額」「更新日」】

【実行環境】
・OS:【Windows 11 / macOS 13】
・Excel/Office:【例:Excel 2021 / Microsoft 365】
・Python環境:【未構築(exe化希望) / インストール済み】
・利用ブラウザ(必要なら):【Chrome】

【納品物(希望)】
・【ソースコード(.py)】
・【exe化(必要な場合のみ)】
・【実行手順の簡易マニュアル(テキストでOK)】

【検収(完了条件)】
・私のPCで実行し、【例:添付の“期待する出力サンプル”と同じ形式】で出力できれば完了としたいです。

【納期・予算(目安)】
・納期:【〇月〇日まで / 急ぎではありません】
・予算:【例:1万円〜3万円程度】(相場が不明のため、概算をご提案ください)

【補足】
・入力データのサンプルと、期待する出力のサンプル(完成形)を添付します。
・不明点があれば質問してください。よろしくお願いいたします。

目的別テンプレ5種(要件だけ差し替えOK)

上の汎用テンプレの「依頼内容(要件)」部分を、以下の例に差し替えるだけで使えます。

1. スクレイピング(Webデータ収集)用

【依頼内容(要件)】
・対象URL: https://example.com/products
・取得項目: 商品名 / 価格 / 在庫状況 / 商品URL(必要なら画像URLも)
・件数目安: 約500件(ページネーションで全件)
・実行頻度: 週1回(手動実行)
・補足: ログインが必要【はい/いいえ】、取得間隔を空けて負荷配慮希望

2. Excel自動化・データ整理用

【依頼内容(要件)】
・フォルダ内のExcelファイル(約50個)を順に開く
・各ファイルの「売上」シートのD5セルの値を取得
・「まとめ.xlsx」に一覧で追記(ファイル名も一緒に出力)

3. PDFテキスト抽出・請求書処理用

【依頼内容(要件)】
・指定フォルダ内の請求書PDFから
  「請求書番号 / 会社名 / 合計金額」を抽出
・管理台帳(Excel)に新規行として追記
・PDFフォーマット: 【統一/バラバラ】(可能なら数枚サンプル添付)

4. API連携(Gmail / Slack / LINE通知など)

【依頼内容(要件)】
・条件: 件名に「緊急」が含まれるメールを受信したら
・通知先: Slackの #alert に本文の一部と送信者を通知(LINEでも可)
・補足: APIキー取得や初期設定の手順も案内してほしい

5. ブラウザ操作自動化(Selenium等)

【依頼内容(要件)】
・社内Webシステムにログイン
・Excelにある顧客情報を順にフォーム入力
・「登録」ボタン押下まで自動化
・ブラウザ: Chrome
・補足: 2段階認証【あり/なし】、手動対応でも可の範囲があれば明記

▼テンプレを使って見積もり相談してみる

良い例・悪い例(なぜ差が出るのか)

× 悪い依頼文(高くなる・断られやすい)

Webサイトのデータを集めるツールを作ってください。初心者なので使いやすくしてください。予算はなるべく安くお願いします。

  • 対象が不明: どのサイト?件数は?取得項目は?(難易度が測れない)
  • 「使いやすく」が主観: GUI前提になり、コストが上がりやすい
  • 環境が不明: OS違いで動かない等のトラブルが起きやすい

○ 良い依頼文(安く・早く決まりやすい)

〇〇というサイト(URL)の商品名と価格を抽出し、CSVに保存するスクリプトをお願いします。デザインは不要で、Windowsのコマンドプロンプトで動けばOKです。対象は100件程度です。

  • 範囲が明確: やることが限定され、見積もりしやすい
  • GUI不要が明記: コストが上がる要素を避けられる
  • 環境が明確: 動作確認の前提が揃う

ココナラで相談するときの流れ(メッセージ例)

テンプレを埋めたら、いきなり購入ではなく「見積もり・カスタマイズの相談」から入りましょう。

ステップ1:候補者を2〜3人探す

「Python」で検索し、評価・実績・対応範囲(スクレイピング/Excel等)で比較します。

ステップ2:メッセージを送る(無料)

「見積もり・カスタマイズの相談」から、テンプレを貼り付けて送ります。

はじめまして。プロフィールを拝見し、実績が豊富で安心できそうだと感じ相談させていただきました。
添付のテンプレ内容でツール作成をお願いしたいと考えております。
予算感と納期について、概算で構いませんのでご教示いただけますと幸いです。
仕様を詰めるためのご質問があれば、お気軽にお知らせください。

ステップ3:回答を比較して決定

金額だけでなく、返信の丁寧さ・質問の質・前提確認の有無も見て決めると失敗しにくいです。

まとめ:テンプレを埋めて無料相談へ

Pythonの依頼文作成は、難しく考える必要はありません。

  • テンプレートをコピーする
  • 【 】を自分の要件に書き換える
  • 関連ファイル(Excel・スクショ・完成形サンプル)を添付して送る

これだけでやり取りは驚くほどスムーズになります。まずは「現状の困りごと」を、テンプレに当てはめてみてください。

※会員登録は無料です

FAQ(よくある質問)

Q1. 依頼前に準備すべきファイルはありますか?

A. あると見積もりが速いのは次の2つです。

  • 入力データのサンプル: 加工前のExcel/CSV(個人情報はダミー化推奨)
  • 期待する出力結果: 手作業で作った「完成形」のファイル(列名や形式が分かる)

Q2. 「ソースコード」と「実行ファイル(exe)」の違いは?

A. ざっくりこう考えると分かりやすいです。

  • ソースコード(.py): 中身が読める。実行にはPython環境が必要。
  • 実行ファイル(.exe): ダブルクリックで動かしやすい。基本的にWindows向け。中身は読めない。

初心者は「exe化」か「環境構築サポート」のどちらかを付けると安全です。

Q3. 検収(納品確認)はどうやればいいですか?

A. 自分のPCで実行して、

  • 最後までエラーなく動くか
  • 出力結果が期待通りか(サンプルと一致するか)

を確認し、問題なければココナラ上で承諾して完了です。

Q4. 納品後に不具合が見つかったら?

A. 多くの出品者は「納品後〇日間の不具合は無償対応」などを設けています。依頼時に保証期間保守の扱いを確認しておくと安心です。

Q5. 途中で要件が変わっても大丈夫ですか?

A. 小さな変更なら対応してもらえることもありますが、基本は仕様変更=追加費用になりやすいです。最初の依頼文で「完了条件」と「範囲」を明確にしておくのがトラブル防止になります。