「また書類落ちだ。製造しかやってないから仕方ないのか……」

そう感じているなら、少し待ってほしい。結論から言う。

書類選考が通らない最大の理由は、経歴の中身ではなく”伝え方”にある。

製造ライン経験・CAD実務・品質管理などなど。

これらは採用市場でちゃんと需要がある。

ただ、多くの20代製造職が「やってた業務をそのまま書いただけ」で終わっていて、採用担当者には「ふつうの製造スタッフ」にしか見えていない。

この記事では、書類が通らない理由を構造ごと分解して、明日から直せる改善方法を具体的に伝える。

全部、僕自身が手取り16万・賞与0.5ヶ月の製造職から年収500万超の東証プライム企業に転職した経験をベースに書いている。

この記事を読むと:書類が落ちる理由が特定できる / 何を書き直せばよいか分かる / 在職中・ノーリスクで動ける

なぜ製造職の書類選考は通りにくいのか?原因を分解する

製造業の転職経験者や採用担当者の声を総合すると、書類で落ちるパターンはだいたい5つに集約される。

① 「職務内容」が作業の列挙になっている

「ライン作業・品質チェック・機械操作」

これだけ書いてある職務経歴書は、採用担当者にとって「誰でも書けるテンプレ」にしか見えない。

何ができて、どんな成果を出したのかが一切見えない。

大事なのは「何をやったか」より「何を変えたか・何ができるようになったか」を数字で見せること。

例えば「品質不良率を3ヶ月で15%削減」「CADで図面作成リードタイムを2日→0.5日に短縮」のように書けば、同じ経験でも別物に見える。

② スキルの汎用性が伝わっていない

「CADを使って設計してました」は、正直それだけでは弱い。どのCADソフトを、どんな規模の案件で、どの程度の精度で使えるのか、この3点が揃って初めて「使える人材」に見える。

製造職が持つISO管理、生産改善(カイゼン)、JIS規格の読み取り能力は、製造業以外の企業でも評価されることがある。「製造業の経験しかない」ではなく「製造業で身につけた汎用スキルがある」という視点で書き直すだけで、見え方が変わる。

③ 志望動機が「給料が上がるから」になっている

正直な理由なのは分かる。

ただ、採用担当者が求めているのは「うちに来て何をしたいか」だ。

給与改善は自分の都合。それだけでは「入社したらすぐ次の転職先を探す人」と見られるリスクがある。

志望動機は「自分のスキルがどう活きるか」+「その企業でないといけない理由」の組み合わせで作るのが基本。

製造業→同業界の企業なら「御社の〇〇製品の製造ラインに関わりたい」のように製品や事業への言及が効く。

④ 転職回数や在籍期間のフォローがない

20代で製造業を辞めようとしている場合、採用担当者は「なぜ辞めたいのか」を必ず気にする。

書類に記載がなければ「職場に問題があったのでは?」とネガティブな想像をされがちだ。

退職理由は正直に書いてOK。

ただし「待遇面の改善を求め」「キャリアアップを目指し」のように前向きな言葉に変換する。

ネガティブな原因(人間関係・会社への不満)は書類には書かない。

⑤ フォーマット・見た目で損をしている

採用担当者は1枚の書類を平均7〜30秒しか見ない、とも言われる。

文字が詰まりすぎていて読みにくい、フォントがバラバラ、空白が多すぎる、こうした書類は「丁寧さに欠ける人」と無意識に判断される。

WordやGoogleドキュメントのテンプレを使い、読みやすいレイアウトで提出するだけでも評価が変わる。これは地味だが確実に効く改善だ。

💡 まとめると、「作業の列挙」「スキルの曖昧さ」「動機の弱さ」「退職理由の説明不足」「フォームの雑さ」
この5つのうちいくつ当てはまっていたか、自分の書類を今すぐ見直してみてほしい。

そのまま放置するとどうなるか?

深刻に脅したいわけじゃない。ただ、僕が実際に感じたことを正直に言う。

僕は3年目から「転職したい」と思いながら、消耗しすぎて動けなかった。4勤2休・夜勤あり・土日連休なし、手取り16万、賞与は年2回合計で0.5ヶ月分。体力と時間は搾り取られていたし、書類の書き方を調べる気力もなかった。

結果として、転職したのは5年目。2年間、何も変わらなかった。

損失を具体的に言うと年収差が年間200万円だとして、2年で400万円。さらに言えば、製造職でスキルの頭打ちを感じながら過ごした2年間は、市場価値という意味でのキャリアへの投資がほぼゼロだった。

20代の時間は有限で、採用側は「若さ・可能性」に大きな価値を置く。

30代に入ると「なぜ今まで動かなかったのか」という説明コストが上がる。20代のうちに動く価値は、数字にすると想像以上に大きい。

明日からできる書類改善5ステップ

在職中でも全部できる。ノーリスク。一個ずつやれば必ず前進する。

  1. 大手転職サイトに登録してプロフィールを埋める
    まず登録だけでいい。リクナビNEXT・マイナビ転職・doda あたりで、職歴・スキル・希望条件を入力するだけで「オファーが来る状態」になる。俺は大手サイト経由で東証プライム上場・5000人規模の企業の求人に出会えた。ハローワークとは求人の質が全然違う(ハロワは年休100日以下の求人も普通にあった)。
  2. 職務経歴書の「業務内容」を”成果・数字”に書き換える
    「CAD作図業務」→「AutoCADを使用し、年間〇〇件の図面を担当。作図精度の標準化に貢献」のように。数字が出しにくい場合は「規模感・頻度・担当範囲」で代用できる。
  3. 使用スキル・ツールを具体的に書く
    CAD名・バージョン・使用年数・担当業務種類(機構設計/板金/配管など)を明記。製造現場ならQC7つ道具、生産管理ツール、ISO関連知識も書ける資産だ。
  4. 志望動機を「企業×自分のスキル」で1社ずつ書く
    テンプレをコピペするのは逆効果。求人票を読んで「自分の〇〇の経験が△△業務に活かせると感じたから」の型で書く。これだけで通過率が変わる。
  5. 書類を第三者に読んでもらう or エージェントに添削してもらう
    自分では「書けてる」と思っても、採用担当者目線では伝わっていないことが多い。転職エージェントの書類添削は無料で受けられる。使わない手はない。

Before(よくある書き方)

  • ライン作業・製品検査
  • CADで図面作成
  • 機械操作・段取り
  • 給与アップのため転職希望

After(改善後)

  • AutoCAD使用・年間150件の図面作成担当
  • 品質指標の管理・不良削減に貢献
  • 製品知識を活かし御社の〇〇業務に貢献したい
  • スキルを活かして成長できる環境を求めている

「過去の俺」はどうやって抜けたか?

実際の体験を正確に共有する。数字は一切盛っていない。

スペックと当時の状況

Fラン大学卒・22歳で半導体系製造業に入社。グループ合計1000人規模の会社で、仕事はCADを使った作図・設計業務だった。技術的にはそれなりにやっていたと思う。

ただ待遇は厳しかった。手取り16万円、賞与は年2回合計で0.5ヶ月分、年収は3年目まで300万円台。4勤2休・夜勤あり・土日連休なしで、年間休日は120日。数字だけ見ると”それなりの休日数”に見えるかもしれないが、生活リズムはボロボロだった。

3年目から動けなかった理由

「転職したい」という気持ちは3年目からあった。でも夜勤明けで転職サイトを開く気力はなかったし、「書類の書き方なんて分からない」「製造しかやってないから受からないんじゃないか」という思い込みもあった。

今思えば全部言い訳だったが、当時は本気でそう感じていた。

5年目、3つの出来事が重なった

転職を決めたのは、3つのことが重なったタイミングだった。

一つ目は、仲の良かった先輩3人が立て続けに転職したこと。「あの人たちが動けたなら自分も」という気持ちになった。

二つ目は、手取りも賞与も変わらないまま5年が経ち、スキルアップの限界も感じ始めたこと。

三つ目は、少し個人的な話だが3年付き合った彼女と別れ、この土地に留まる理由がなくなったこと。

3つが揃って初めて「今動かないと一生動かない」と思えた。

実際の転職活動

大手転職サイトで「製造×CADが活かせる」という条件で検索していたところ、社員5000人規模・東証プライム上場の企業の求人を偶然見つけた。

「受かったら行く、落ちたら今の会社を続ける」くらいのスタンスで応募した。書類選考と面接2回、応募から2ヶ月で採用通知が届いた。

採用通知から2ヶ月以内に、退職願→上司・社長面談→引っ越し準備→引っ越し→入社まで完了した。転職活動自体は在職中に全部やった。ノーリスクだった。

転職後の変化(数字)

項目 前職 転職後
月給 手取り16万円 月給約25万円
ボーナス 年2回・合計0.5ヶ月 年6ヶ月(最低4ヶ月保証)
年収(初年度) 300万円台 500万円超
働き方 4勤2休・夜勤あり 完全週休2日・日勤固定
年間休日 120日 130日
30歳の年収 —— 600万円

CAD業務は転職後も継続。題材が変わった分、学びは多かった。

ただ、デメリットもある。

同期がいない孤独、「中途だからできるよね?」の空気、見て覚えろスタイルのオンボーディング。

でも結果的に、スキルは伸びた。

転職4ヶ月後に出会い、半年で結婚、注文住宅、今は2人の子の父親。

「人生変わりすぎてヤバい」というのが素直な実感だ。

地方在住・車2台・子2人・NISA月10万円でも生活に余裕がある。会社を変えるだけでこんなに違うのか、と今でも思う。

📝 僕が伝えたいのは、「すごい転職をした」という話ではない。
「在職中に大手サイトに登録して、合う求人に書類を出しただけで、人生が変わった」という事実だ。

もっと深く知りたい人へ

この記事では「書類が通らない理由と改善策」に絞って書いた。

手取り16万から始まり、年収300万台→500万超→現在600万に変わった具体的なステップ。どの転職サイトを使ったか、書類や面接で何を意識したか、在職中にどう時間を作ったか?

そのあたりを詳しくまとめたページがある。

製造業経験・CADスキルを活かして転職を検討している人に向けて書いているので、ぜひ参考にしてほしい。

【完全版】製造業×CAD経験で27歳から"年収500万超え"を実現した方法|地方からでも大手メーカーに入れた再現手順当時の僕は、毎日4勤2休の夜勤で体がボロボロだった。 手取り16万、賞与は年2回で合計0.5ヶ月分。27歳になっても年収は300万...
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