手取り16万円は普通じゃない|抜け出せない原因と転職判断の基準を解説
手取り16万円は”普通”じゃない。でも、あなたが悪いわけでもない
手取り16万円で働いている。
毎月カツカツで貯金もできない。
周りは「そんなもんだよ」と言うけれど、本当にこのままで将来は大丈夫なのか。
転職を考えても、「今の会社より悪くなったらどうしよう」と不安で動けない。そんな毎日を送っていませんか?
結論から言います。手取り16万円は”普通”ではありません。そして、このまま放置すると、30代で選択肢が狭まります。
ただし、あなたが悪いわけでもありません。
問題は「会社の給与体系」と「あなたが今いる環境」です。同じ仕事をしていても、会社が変わるだけで年収が100万、200万変わることは珍しくありません。
僕自身、手取り16万・賞与0.5ヶ月で5年間働いていましたが、転職後は年収500万を超え、30歳で600万超えました。
会社を変えただけで、人生が変わりました。
この記事では、手取り16万円のまま将来どうなるのか、転職すべきかどうかを判断する基準を、僕の実体験をもとに解説します。
なぜ手取り16万円から抜け出せないのか?原因を分解する
「手取り16万円がヤバい」と頭ではわかっていても、なぜ抜け出せないのか。その原因を4つに分解します。
① 「昇給」が雀の涙で、10年働いても手取り20万に届かない
多くの企業では、昇給は年に数千円程度です。
仮に年5,000円ずつ昇給しても、10年で月5万円のアップ。手取り16万が21万になるだけです。
しかも、昇給が止まる企業も多い。
僕の前職も、入社3年目まで年収300万円で、4年目に交代勤務で月40万円になりましたが、それでも年収400万円。
賞与は年2回で合計0.5ヶ月分のままでした。10年働いた先輩を見ても、年収500万に届くかどうかという状況でした。
② 「転職したらもっと悪くなるかも」という恐怖が動きを止める
手取り16万円でも、「今より悪くなったら困る」と思うと、転職に踏み切れません。
でも、これは”情報不足”が原因です。
大手転職サイトに登録すれば、年休130日、賞与4ヶ月以上、年収400万〜500万の求人が普通に出てきます。
僕も最初は「本当にそんな会社あるの?」と疑っていましたが、実際に応募したら採用されました。探す場所を変えるだけで、選択肢は一気に広がります。
③ 「スキルがない」「経験が足りない」と自己評価が低い
手取り16万で働いていると、「自分にはスキルがないから、転職しても評価されない」と思い込みがちです。
でも、それは”会社の評価基準”の問題であって、あなたの市場価値とは別です。
CADが使える、製造ラインで働いている、というだけで、他の業界や企業では”貴重な経験者”として扱われるケースは山ほどあります。
僕もCAD実務5年で転職しましたが、後で聞いたら「3年以上ならOKだった」と言われました。
④ 疲弊しきっていて、転職活動をする体力がない
これが最大の原因かもしれません。僕も3年目のときは転職したい気持ちがありましたが、4勤2休の夜勤ありで疲れ果てて、行動できませんでした。
5年目になってようやく動けたのは、先輩3人が立て続けに転職して「このままじゃヤバい」と背中を押されたから。
疲弊している状態で転職活動をするのは確かにしんどいですが、在職中に少しずつ動くだけでも、未来は変わります。
手取り16万円のまま30代を迎えると、何が起きるか
「もう少し経験を積んでから」と先延ばしにすると、何が起きるでしょうか。深刻に考えすぎる必要はありませんが、現実を知っておくことは大切です。
貯金ができず、結婚・住宅購入が現実的でなくなる
手取り16万円では、家賃、光熱費、食費、通信費を払うと、ほとんど手元に残りません。貯金ができないと、結婚資金も住宅購入の頭金も貯まらず、30代で「結婚したいけど、お金がない」という状況に陥ります。
僕も前職では貯金がほとんどできませんでしたが、転職後は年収500万を超え、4ヶ月後に出会い、半年で結婚、注文住宅を建てることができました。お金がすべてではありませんが、選択肢を増やすためには、一定の収入が必要です。
転職市場での”ポテンシャル採用枠”が狭くなる
20代のうちは「伸びしろ」「柔軟性」で評価されるため、実務経験が少なくても転職しやすいです。しかし、30代になると「即戦力」「マネジメント経験」を求められるようになり、ハードルが上がります。手取り16万の環境でスキルアップが限られていると、30代で転職しようとしても、選択肢が狭まる可能性があります。
「このまま40代、50代を迎える」という現実が見えてくる
30代になると、「このまま定年まで働くのか」という現実が見えてきます。手取り16万のまま40代、50代を迎えると、体力も落ち、転職もさらに難しくなります。一方、20代のうちに動けば、30代で年収500万、40代で600万以上を狙うことも十分可能です。僕は35歳で年収600万。地方で家、車2台、子2人、NISA月10万円でも生活は苦しくありません。20代のうちに動く価値は、確実にあります。
転職すべきか判断する5つの基準
では、どんな状況なら転職を考えるべきなのか。以下の5つの基準で判断してください。
① 年収300万円以下で、昇給の見込みがない
手取り16万、賞与0.5ヶ月なら、年収は約250万〜280万円です。これが3年、5年働いても大きく変わらないなら、転職を検討すべきです。僕の前職は入社3年目まで年収約300万円でしたが、転職後は初年度で500万円を超えました。年収300万円以下は、生活するだけで精一杯の水準です。
② 年間休日が110日以下、または土日が取れない
年間休日120日が法定基準に近い水準ですが、110日以下の企業も多くあります。僕の前職は年間休日120日でしたが、4勤2休で土日や連休がなく、疲弊しました。転職後は年間休日130日、完全週休2日、日勤固定で、生活の質が一変しました。休みが取れないと、転職活動をする時間も体力もなくなります。
③ スキルアップの機会がなく、5年後の自分が想像できない
今の仕事を続けて、5年後にどんなスキルが身につくか想像できますか? 単純作業の繰り返しで、スキルアップの機会がないなら、転職を考えるべきです。僕はCAD業務を続けましたが、題材が変わったことで学びは多く、スキルも伸びました。同じ職種でも、環境が変わるだけで成長のスピードは変わります。
④ 「先輩の姿=自分の未来」に希望が持てない
職場の先輩を見て、「自分もこうなりたい」と思えますか? 僕の場合、先輩3人が立て続けに転職したことで、「このままじゃヤバい」と気づきました。先輩の姿が自分の未来です。もし、そこに希望が持てないなら、環境を変えるタイミングです。
⑤ 「3年付き合った彼女と別れた」など、土地に留まる理由が薄い
僕は3年付き合った彼女と別れ、土地に留まる理由が消えたことも転職の決断を後押ししました。地元に強いこだわりがないなら、全国規模で求人を探すことで、選択肢は一気に広がります。引っ越しは大変ですが、人生を変えるきっかけになります。
「過去の俺」が手取り16万から年収600万に変わるまで
ここで、僕自身の転職の流れを少し詳しく書いておきます。同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
転職前:手取り16万、賞与0.5ヶ月、年収300万台の5年間
僕はFラン大学を22歳で卒業し、グループ合計1000人規模の半導体系製造業に入社しました。職種はCADを使った作図・設計業務。5年間働きましたが、手取りは月16万円、賞与は年2回で合計0.5ヶ月分。入社3年目まで年収は約300万円でした。
4年目に交代勤務で月40万円になり、年収400万円まで上がりましたが、4勤2休の夜勤ありで土日も連休もなし。年間休日は120日ありましたが、給料は低いままでした。
転職を決めた3つの要因
3年目には転職したい気持ちがありましたが、消耗しきっていて行動できませんでした。5年目になって転職意欲がMAXになったのは、以下の3つの要因が重なったからです。
まず、先輩3人が立て続けに転職したこと。「このままここにいても未来がない」と感じました。次に、低賃金とスキルアップの限界。手取り16万、賞与0.5ヶ月、年収300万台では、将来が見えませんでした。そして、3年付き合った彼女と別れ、土地に留まる理由が消えたこと。この3つが重なって、ようやく動く決心がつきました。
転職活動:「受かったら行く、落ちたら続ける」の軽いスタンス
大手転職サイトで「製造×CADが活かせる」「5000人規模の東証プライム企業」を検索したら、偶然ヒットした企業がありました。「受かったら行く、落ちたら続ける」くらいのスタンスで応募。書類選考と面接2回を経て、応募から2ヶ月で採用されました。退職願を出してから、上司・社長面談、引っ越し準備、引っ越し、入社まで、採用通知から2ヶ月以内で完了しました。
転職後:年収500万→600万、年休130日、人生が変わった
転職後の月給は約25万円で、前職と同水準でした。でも、賞与が年6ヶ月(最低4ヶ月を維持する方針)で、初年度で年収500万円を超えました。働き方は完全週休2日、年間休日130日、日勤固定。「会社を変えるだけでこんなに違うのか」と衝撃を受けました。
仕事内容はCAD業務を継続しましたが、題材が変わったことで学びは多かったです。デメリットもありました。同期がいない孤独、中途の「できるよね?」という空気、見て覚えろスタイルの放任気味な環境。でも、結果としてスキルは伸びました。
人生の変化:転職4ヶ月後に出会い→結婚→注文住宅→2児の父
転職して4ヶ月後に出会いがあり、半年で結婚。注文住宅を建て、今では2児の父です。「人生変わりすぎてヤバいw」と当時は思いました。35歳の今、年収は600万円。地方で家、車2台、子2人、NISA月10万円でも生活は苦しくありません。転職して本当によかったと心から思います。
在職中の転職活動はノーリスク。まずは情報収集から
在職中の転職活動はノーリスクです。時間が取れればOK。まずは大手転職サイトに登録して、オファーが来るのを待つだけでも、視野は広がります。僕の経験では、大手サイトにはホワイト企業が多く、ハロワはブラックが多かった(個人の経験ですが)。年休100日以下の求人を見たときは驚きました。
もっと深く知りたい人へ
ここまで、手取り16万円のまま将来どうなるのか、転職すべきか判断する基準を解説してきました。ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 手取り16万円は”普通”ではなく、会社の給与体系の問題
- 年収300万円以下、年休110日以下、スキルアップの機会がないなら転職を検討
- 20代のうちに動けば、ポテンシャル採用で評価される
- 大手転職サイトで企業規模5000人以上を中心に探す
- 在職中の転職活動はノーリスク。まずは情報収集から
もし、「もっと具体的な転職の手順を知りたい」「自分のケースではどう動けばいいか?」と思ったら、僕が手取り16万・年収300万台から、年収500万→600万へ変わった具体的な手順を、こちらの記事にまとめています。
製造業やCAD経験を活かした転職の全体像と、失敗しないための具体的なステップを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
転職は「しなければいけない」ものではありません。
でも、「情報が入る状態を作っておく」だけで、人生の選択肢は確実に広がります。給料やスキルだけでなく、”人生の豊かさ”を手に入れるために、20代のうちに一歩を踏み出してみてください。

