ボイスレコーダー→Word文字起こし→Copilotで議事録を5分作成|荒い文字起こしでも要点だけまとめる方法
会議の議事録って、地味に時間を吸われますよね。文字起こしして、要点を拾って、体裁を整えて、最後に「偉い人に怒られない文章」に調整して……。
そこで今回は、「録音 → Wordでトランスクリプト → Copilotで議事録化」という流れで、音声ファイルさえあれば“最短5分”で議事録のたたき台を作る方法をまとめます。
【結論】
録音した音声は、Wordの「トランスクリプト」で文字起こし→その全文をCopilotに貼り付けて要点・決定事項・ToDoを抽出させれば、文字起こしが荒くても5分で議事録のたたき台が作れます。
この記事でわかること
- Windows 11での録音(サウンドレコーダー)と保存場所
- Wordの「トランスクリプト」で文字起こしする手順
- Copilot(またはChatGPT/Gemini)で議事録を作るプロンプト例
- 精度を上げるコツ(録音環境・プロンプト・整形)
- Teams録画(トランスクリプト)を使う場合の流れ
対象読者
- 議事録作成に毎回30〜60分以上かかっている
- 録音データはあるが、文章化がしんどい
- 会議の“要点・決定事項・ToDo”だけ欲しい
- Teams会議のトランスクリプトを活用したい
事前準備:必要なもの(ここだけ確認)
- Windows 11 PC(録音に使う)
- Microsoft Word(Microsoft 365)(トランスクリプト機能)
- Copilot(Microsoft 365 Copilot / Copilot Chat など、環境により異なる)
- 会議音声(.m4a/.mp3/.wav 等)
会社の情報取り扱いルールがある場合は、録音・アップロード・AI投入の可否を必ず確認してください(個人情報・機密情報を含む可能性があるため)。
手順1:サウンドレコーダーで会議を録音する(Windows 11)
まずはWindows標準のサウンドレコーダーで録音します。
保存先は、基本的にドキュメント → サウンドレコーディングフォルダです(環境によりOneDrive配下の場合もあります)。
録音のコツ(精度が一気に上がる)
- できればPCスピーカー直録りではなく、マイクで会議音声を拾う(ノイズが減る)
- 会議室なら机の中央にスマホ/レコーダーを置く
- エアコン・キーボード音など定常ノイズはできるだけ避ける
- 冒頭に「日時・会議名・参加者」を声で言っておく(後で整形が楽)
手順2:Wordの「トランスクリプト」で文字起こしする
次にWordで文字起こしします。メニューは以下。
Word → ホーム → ディクテーション → トランスクリプト
音声ファイルをアップロードすると文字起こしが始まります。
文字起こし中。
文字起こし完了。
「ドキュメントに追加」を押すと、出力形式を選べます。
今回は「話者とタイムスタンプ」を選択。本文に会話がまとまって出てきます。
ここが重要:文字起こしを“読む”必要はありません
正直、録音環境によっては文字起こし精度が荒れて、下図のように意味不明な文字列が並ぶこともあります。
でも、ここで頑張って1文ずつ解読しないでください。
勝ち筋は「要点抽出」です。荒れたトランスクリプトでも、AIは文脈から重要なポイントを拾って議事録に整形できます。
手順3:Copilotに貼り付けて議事録化する(プロンプト例つき)
Wordのトランスクリプト(全文)をCopilot(またはChatGPT/GeminiでもOK)にコピペして、次のように指示します。
最短で効く指示(基本形)
「下記の内容の要点を抽出して議事録としてまとめて」
出力例(※一部伏せ)。
実際にやってもらうとわかりますが「あの意味不明テキストから、ここまで整った議事録になるの!?」ってなるはずです。
もっと精度が上がる指示(テンプレ)
可能なら、開催情報・参加者・目的を一緒に入れてください。AIの“まとめ方”が安定します。
あなたは議事録作成のプロです。
以下のトランスクリプトを、社内共有できる「議事録」に整形してください。【会議情報】
– 会議名:
– 開催日時:
– 参加者:
– 目的:【出力形式】
1. サマリー(3行)
2. 議題ごとの要点(箇条書き)
3. 決定事項(Decision)
4. アクションアイテム(担当者/期限/内容)
5. 未決事項・リスク
6. 次回までの宿題【注意】
– 曖昧な発言は断定せず「不明」「要確認」と明記
– 固有名詞/数値は可能な範囲で保持
– 長文は短く、読みやすく【トランスクリプト】
(ここに貼り付け)
「曖昧なら不明と書け」と明示すると、誤った断定が減ります。
Teams会議なら、さらに議事録精度が上がる
今回の流れは“録音ファイル”ベースでしたが、Teamsの会議録画・トランスクリプトでも同じことができます。
- Teams側のトランスクリプトは、環境によっては発言者・タイムライン情報が整いやすい
- 会議の「Recap」などからトランスクリプトを取り出せる場合がある
Teamsのトランスクリプトを取得できる環境なら、「Teamsトランスクリプト → Copilotで議事録化」が最短ルートです。
うまくいかない時のチェックリスト(よくある詰まり)
- Wordにトランスクリプトが出ない:Microsoft 365へのサインイン状況、Wordのバージョン、ブラウザ要件(Web版利用時)を確認
- 文字起こしが崩壊する:録音環境(反響・ノイズ)を改善。可能ならマイク位置を工夫
- 議事録が薄い/ズレる:会議情報(目的・議題・参加者)を先に与える/出力形式を指定する
- 機密が怖い:固有名詞・顧客名・金額などはマスクしてから投入(例:A社、Bさん、金額X)
セキュリティ・コンプライアンスの注意(重要)
この手法は強力ですが、音声やトランスクリプトには個人情報・機密情報が含まれがちです。
- 会議の録音は、社内規程・参加者の同意が必要な場合があります
- AIに投入する前に、必要に応じて固有名詞・顧客情報・契約金額をマスクしましょう
- 企業アカウントのCopilot/M365は管理ポリシーがある場合があるため、IT部門のルールに従ってください
まとめ:議事録は「全文理解」ではなく「要点化」で最速になる
議事録作成のボトルネックは、文字起こしを読んで要点を抽出する作業です。
でも、今回のように
- 録音(サウンドレコーダー)
- Wordでトランスクリプト
- Copilotで要点整理して議事録化
という流れにすると、「議事録のたたき台」はすぐ作れます。
あとは最後に、人間が固有名詞・数字・ニュアンスだけ軽くチェックすればOK。会議が多い人ほど、体感で効いてきます。
ぜひ一度試してみてください!
免責事項(AI活用の前提)
本記事の手順は、筆者の環境での検証をもとに紹介しています。機能の提供状況や利用条件(ライセンス/組織ポリシー)は環境により異なります。AIの出力は誤りを含む可能性があるため、社内外に共有する前に必ず人間が確認してください。

